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『さよならは、いわない』
さてさて、もう3月ですね。早いもんだー

本当にね

……すみませんでしたorz

いいのよ、別に。動かされないの、慣れてるから

うぅ、だってだってー。ぶっちゃけお前動かし難い!!

開き直らないでよ、バカ

そ、そうだ! 響、ちゃんに謝れよ!

……諒、さん?

青春ですね

青春ですわね~v

青春だよねー

……お兄ちゃん、認めない

はいはい、シスコンは引っ込んでましょーねー

うるせぇ!!

ハイハイ、そんなお前も煩い。さて、今回の美術室いってみよー

日下部ツインズ
雨月ユキ絵師
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東原史真絵師
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この画像は、株式会社トミーウォーカーの運営する
『シルバーレイン』と『無限のファンタジア』の世界観を元に、
株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注した小金井睦月に、
著作権は各絵師様方に、
全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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雨月絵師様、ありがとうございます

雨月絵師、あんがとな!

東原絵師様、いつもお世話になってます、ありがとー!

追記はシェイド君と麗蘭のお話。シリアースで毎回のごとく無駄に長い!
刹那君から回されたバトンはまた明日にでも!←



嗚呼、もう終わりなのか
静かに訪れた最後の時を迎えてそう思った

何故だか気持ちは凄く落ち着いている
これが、最後だと解っているのに
抵抗しようとする気持ちさえ、訪れない

静かに、終わりを受け入れようとしている



解っていた
自分はもう長くない、と

元々、造られた存在だった俺は長く生きられない
調整してくれる人間が居なければ
徐々に衰退していくだけ

それでも『生きろ』と言ってくれた人が居る

その人の為だけに生きていこうと
残された僅かな時間を必死に生き抜こうと思った


もう誰も必要としてくれない
ほんのちっぽけな残された、俺様の時間を






だけど、出会ってしまった
こんな短くて、今にも消えかけそうになっている俺様を
必要ようとしてくれる存在に


『―……だ、れ?』


もう研究はされていないと思った
だって、あの研究所は全て俺様が破壊したから
だからあの研究は闇に葬られたとばかり思っていた

だが、目の前に居る彼女がそれを否定する

俺が継ぐことの出来なかった
―燃えるような紅い髪

俺の『母体』となった男・シェイド=リュネスタンの色
どことなくアイツに似た顔
嗚呼、こいつもまた―……被害者か


『……俺様は、シェイド。シェイド=リュネスタンだ』

『しぇ、いど』


生まれたばかりの彼女は、言葉を上手く発せなかった


『そうだ、シェイドだ。……お前、名前は?』

『なま、え……。ゼロ、ツー』

『……そりゃ、実験番号だ。お前名無しか、なら、俺様が名前をつけてやる』

『……?』


不思議そうに首を傾げる『02』と名乗る少女
彼女は何も知らない。本来なら、このまま殺人機械として育てられるはずだった

俺と同じ道は歩ませない、俺はまた一つの研究所を破壊する
そして今、目の前には彼女しか居ない
後は燃え盛る炎の夜景のみしか映らない


『レイラン、華麗の麗に蘭菊の蘭で、麗蘭。今日からお前は、李麗蘭だ』

『レイラ、ン?』

『そうだ、麗蘭だ。……さ、行こう』


試験管から出たばかりの彼女が衣類を纏っているわけもなく、
自分の脱いだ上着を肩から被せ、抱き上げる
一瞬驚いたように目を見開き、咄嗟に俺様の首に腕を回す
麗蘭は不安そうに俺様を見下ろした


『大丈夫だ、怖くない』

『……しぇいど』



こうして、俺様はたった一人の妹と出会う

月日はゆっくりと流れ、
言葉を覚え、常識を知り、知識を得、勉学を学び
あんなにも無知だった妹は一人前に成長していった


『……っ』

『……苦しいのか?』


が、彼女は『未完成』だった
研究の途中で連れ出された彼女の命の灯火は今にも掻き消されそうで
俺様の時間よりも、彼女の時間は短かった

時折、苦しむように胸を押さえ蹲る

せっかく救った命は、もう消えかけていた

何とかしなくては、そう考えてもいい案は浮かばない
徐々に衰弱していく彼女をただ、見守るしか出来ない
そんな自分が歯がゆかった

救いを求めるように、死んだ父の研究室を訪れていた
何か、何かないのか……?
彼の残した研究書を何度も何度も読み漁った



そして見つけた






『……しぇい、ど?』

『目、覚めたか麗蘭。……気分は、どうだ?』

『……悪く、ない。けど』


まったく、ひねくれて育ったもんだ
素直に「良い」と言えないもんかね


『……こんなこと、されても嬉しくない』

『やっぱ、分かる?』

『シェイドの力貰っても、今度はシェイドが長くなくなる』


父の理論は【同じ細胞で造られた生命体の生命力は互いに与え合うことが出来る】
だった、あくまでも理論でしかないし、その研究も途中で止まっていた
けど、もうこれに縋るしかなかった

麗蘭を生かしたい

残された俺様の時間を、
誰にも必要とされると思っていなかった時間を、
必要ようとしてくれた大切な妹を、救いたかった


『いいんだよ、俺様は元々長くなかったんだ。2,3年ぐらいどーってことねぇよ』


後悔はしていない
だから、俺様は今笑っていられるんだ













『……だから、あたしを造った研究者生かしておけばよかったのに』


一人で死ぬもんだとばかり思っていたから、彼女の声がしたことには驚いた


『麗蘭』


彼女の顔は見えない
部屋の扉の向こうから入ってこようとしないから
けれどその声は、震えているようにも聞こえた


『分かるよ。あたしの中に、シェイドの力流れてるから。アンタの最後ぐらい、分かる』

『……そっか』

『ね、なんで殺した?』

『……これ以上、俺様たちみたいな、存在を造りたくなかった』


人の命を造る、そんなふざけた実験なんかの為に生み出された俺様たちが憐れで
許せなかった。確かに造られた存在だったが、俺様たちは生きている
人の命で遊ぶなど、許しがたいことだった

また少し、沈黙が流れる


『……もう、逝くのか?』

『……嗚呼、もう逝くよ』

『独りにしないで』


堪え切れなくなった嗚咽が、真っ暗闇の、扉の向こうから聞こえる


『笑えよ、悲しくなんかない』


嗚咽は止まらない


『お前の為に俺様は死ねるんだ、それだけで俺様は幸福だ』


それでも俺様は続ける


『おいで、麗蘭』


太陽のように紅い、美しい長髪が揺れる
幼い子供のように顔を歪めてなく愛しい妹
動かなくなった胴体に強い衝撃


『今まで楽しかった』

『やだよぉ、やだ、やだっ! 死んじゃやだよぉっ』


泣きじゃくる麗蘭の頭を撫でながら、微笑を絶やさない


『わらえ、よ。さいごぐらい、わらっ、てみおくって』


正直、もうしゃべるのも辛い
それでも麗蘭は首を横に振る、出来ない、出来ないと呟きながら


『れいらん』


優しく呼びかける
少し沈黙が流れて、やっと彼女が顔を上げる



微かにしか見えない視界に
俺様の大好きな、愛しい妹の笑顔が映った


そうだ、俺様はこの笑顔を守るために生きてきた
ほんの少しだけしか残っていなかったけど
与えられた時間で、多くの者を得て、多くの事を学べた



だから父さん、もうそっちへ行ってもいいよな?











『おいで』






懐かしい声が、聞こえた







『ありが、とう』







さよならは、いわない
またであえるってしんじてるから
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【2009/03/01 23:30】 | 小話 | コメント(0) | page top↑
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