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『過ち』
いやー、うん。ごめんなさい

……いきなり何? もしかして、あの突発的なメールのこと?

いえーす……、なんというか、うん
いくら人肌(?)淋しいからって意味不明なメール送るなよ、って話ですヨネ。

ほんとにね。……先輩方、本当にごめんなさいです

まぁ、うん。突発的な意味不明なメールが貴方の元にも届くかもしれない!

開き直らないで

はい、ごめんなさい。そしてまた今回の記事にもクリスマスプレゼントの紹介が出来ない罠

……何がしたいの?

……思い浮かんだ小話の紹介

還れば?

うわーん。・゜・(ノД`)・゜・。
あと、誰か和泉絵師への上手なリクエストの仕方を教えてください、切実にorz

……もしかして

僕は何も知らない何も聞こえない!!

この、馬鹿背後ぉおおおおお!!!!!!

HAHAHA、そして1月31日~2月2日まで名古屋に行って音緒君に会いにいってきまっす!

何しに?

音緒君に会いに★

……馬鹿

相変わらず意味プーな小話の始まり始まり~



自分のしたことは正しいと、ずっと信じてきていた。

朱楽家を滅ぼせば、全てが終わると思っていた。
けれど、そうではなくて。
あの人もまた、朱楽家に、玉依姫に縛られていただけだったのだ。
あの人も哀れな被害者だったのだ。

あの人はずっと心配し続けていた。
肉親が残した忘れ形見を。
あの人は無理矢理引き戻そうとはしていなかった。
だからいつも監視だけ寄こしていた。

響を殺そうとしていたのは、欲に溺れた汚い大人達だった。
権力欲しさに自分達の兄の娘を手にかけようとしていた。
おじおば達が、響の命を狙っていた。
だから―……。



「馨……」

響の従兄に当たる……誰だったかな、あぁそうだ。
聖夜だ。朱楽聖夜、響の叔母の息子だ。
その声が聞こえる。

朽ち果てた朱楽家の母屋で。
炎に包まれ、消し炭になっていくその場所で。
俺は大鎌をもったまま立ち尽くしていた。
庭に響のいとこ達が呆然と燃え盛る母屋を見つめて立ち尽くしていた。


「……今晩和、聖夜坊ちゃま」

笑みを作って昔の呼び名で彼の名を呼ぶと、彼の肩が跳ねた。
そこまで驚かなくてもいいだろうに。

「何を、したんだ……?」

搾り出されたような彼の声は、枯れている。
俺は笑みを絶やさないまま答える。

「何って、家の掃除ですよ。こんなにも汚れていましたから」

綺麗な炎。何もかもを浄化してくれる。
……こんなにも汚れてしまった俺も綺麗にしてくれるだろうか?

掃除と言い捨てた俺を、彼はキッと射抜くように睨み付ける。

そうだ、憎んでくれ。
心を捨ててしまった、死神に成り果てた、汚いこの俺を。

「確かに、母さん達のしてきたことは間違いだったさ。僕らは止める事が出来なかった」

そうだ、あんた達は知ってて止めなかった。

「……だからって、お前の手を汚すことはない!」

炎の中から手が伸びてきて、炎の中から引きずり出された。
何が起こったのか一瞬分からず、目をパチクリとし、
俺の炎の中から引きずりだした張本人である聖夜を見つめた。

「僕達はお前を許すことは……今は、出来ない。あんな人達でも僕達には親だったんだ」

「…な、にを?」

「それでもっ、死ぬことは許さない! 生きて、生きて罪を償え!!」

呆然としている俺の頬を、聖夜はそう言って力いっぱい殴った。
殴られた頬が痛くて、聖夜の手も俺の頬も赤く腫上がる。

どうして、そんなことを言うのか?
俺はさっきおばあ様と約束したんだ、朱楽家の悪夢を消し去ると。
そんな俺が死ぬわけがないじゃないか。

「……お前、死にたがってる顔してるよ」

俺の心を読むように、彼は答えた。
死にたがってる?
ゆらりと立ち上がって、彼らに背を向ける。
いくつか非難の罵声を浴びせられたが、聖夜がそれを諫める。

「馨、今はお前を許すことは出来ない。―……けれど、いつか許せる時がきたら」

そんな日はこない。


「謝らせてくれ。両親達の非を、何も出来なかった僕らを」













燃え盛る悪夢の始まりの場所を後にして、ただぼんやりと考えた。

俺は、何がしたかったのだろう。
悪いのは朱楽家だと決め付けて、当主であるおばあ様を憎み。
響を狙う、全ての存在をこの手で殺め。
朱楽家そのものが元凶だと思い込み、憎み、憎悪した。

でも実際は、朱楽家自体も悪夢に縛り続けられた被害者で。
おばあ様はその中で、悲しい思いを背負って、
けれど、朱楽家の為にそれを押し殺し、当主として振舞い続けた。
最後の瞬間、彼女はただの年寄りであった。
行き続けるのには疲れたと零し、ただ死というなの開放を求めた。

俺は、何をしてきたのだろう。
罪無き人々を、何も知ろうと知らずに、自分が正しのだと思い込み、
全てを奪ってきた。

これでは、俺が憎んできたアイツ等と一緒ではないか。




「……コレで、最後だ。朱楽家の悪夢に決着をつけよう」



朱楽家の蔵の地下に眠る、零夜と決着をつけよう。
それで罪滅ぼしをするつもりは微塵もないが、
これが俺が唯一、最後に出来ること。


俺の生きる理由。
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【2009/01/07 23:22】 | 小話 | コメント(0) | page top↑
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